2015/8/9小貝川釣行記~モンスタースモールゲット!!の巻~

しとけん

2015年08月12日 02:07

 F.B.I第4戦の秋元湖戦以降、急に仕事が忙しくなり、さらに週末は家族行事などで、まったく自分の時間が取れず、満員電車の中で開高健の「オーパ!」を読みながら悶々と過ごす日が続いていましたが、9日(日)久々に時間が取れたので、猛暑の中丸一日浮いて来ました!

 結果はタイトルにもあるとおり、ラージも含め自己最長記録の54cm!
 ウェイトは自己記録2位の2,100gのモンスタースモールをゲット!

 ブログを見に来てくれる皆さん誰にも分かり易いような釣行記を目指して始めたブログでしたが、トーナメントに参戦するようになってからは若干ネタ隠し的な内容になっていたものの、F.B.Iのトーナメントが小貝川で開催される可能性はほとんどないので(たぶん)、今回は出来る限り詳細に釣行記を書きたいと思います。

 さてさて、前日の土曜日までは今シーズン最終戦となる北浦戦を見越して、人生で3度程しか行っていない北浦のプラに行くつもりでしたが、F.B.Iの北浦マスターに最近の状況を伺ってみたところ暑さで釣果も釣り自体も非常に厳しいとのこと!
 加えて、最近霞ヶ浦全体(特に潮来周辺?)でタックル等の盗難事件が頻発しているらしく、場合によっては車ごと持っていかれるような状況という事をFacebookで見たので、これは安全パイでアルミやジェットスキーの方で賑わっている長峰橋下流のボートスロープならば安心だろうということで小貝川に出撃することにしました。

(盗難(窃盗団?)の被害は深刻な問題だと思います。警察もなかなか動いてくれていないようですが、我が“霞ヶ浦”で、たまの休みに癒されるために釣りに行って被害に遭ってブルーになるなんてとんでも無い事です!我々一般人が警備という訳にも行かないと思いますが、とにかく釣り人同士、フィールドで会ったら挨拶をはじめお互い声を掛け合って、釣り人同士の横のつながりを強めることが必要でしょうね!みんなで“警戒しているぞ”的な空気を出していきましょう!!)


 小貝に到着したのはまだ薄暗い4時ちょっと過ぎ。
 数艇のアルミは既にスロープから出撃し、ほかに4艇ほどがそそくさと準備をしております!
 ただ一人、ポンツーンの私は空気を膨らまし、エンジン、魚探、タックル等をセットし・・・、と、どうしてもアルミよりは準備がかかってしまいますが、まぁ、久々の釣りだし、丸一日できるし、既に暑いしということでのんびり準備にかかることにします(笑)

 同じタイミングで準備を終えたアルミの方に最近の状況を伺ってみると、サイズは小さいけど丸一日やって10本位とのこと!

 5時半頃、釣り開始!


 水温は26.3度。風はほぼ無風で、ときどきそよ風が吹く程度。流れはほとんどなく、水はほぼ満水で、透明度は30cmあるかないかってところでしょうか。

 まずはスロープ前から下流に向かって、新調したゾディアス166M&旧アルデバラン&ガバチョフロッグで反応を見ますが無反応。。。
 ロッドですが、軽い(107g)し、旧アルデ(155g)との相性も抜群!
 シマノ特有の粘りのある腰でルアーの重さを乗せたキャストのし易さは上級種と比べてもそれほど遜色ありません!
 なんでこれが1万円ちょっとなのか不思議な感じですが、まぁこちらとしては安くていい物であれば大変うれしいことです!
 
 300m程フロッグを打ちますが、全く反応ありません。
(ちなみにガバチョですが、キャスタビリィーはかなりいい感じで真っ直ぐぶっ飛んでいきます。マテリアルとウェイトバランスの関係からか?スキップはさせにくいことと、若干耐久性に心配はありますが、ラインを直線的に引けば、小気味いいポップ音、ラインを横気味に引けば素直にドッグウォークします。移動距離が短くネチネチ誘うことができるし、かなりややこしいカバーに入れても引っかからないので、なかなか武器になるルアーだと思います!)
 水量はそこそこあるので、朝一一本位はシャローで出ても良さそうですが、既にアルミに叩かれた後なのか、そもそもバスが居ないのか・・・。
 いずれにしても反応がないので、まずは魚がいるかどうか確認の意味で、センコー2incのオフセットノーシンカーで岸際のブッシュ周辺を攻めてみます。
 するとすかさず、コココッと小さい当たりの後、ラインが横に走り出したので合わせを入れると、なんと5cm程のバスの稚魚( ̄□ ̄;)!!
http://www.naturum.co.jp/item/item.asp?item=704389
 ならばルアーサイズを上げろ!ということで、プロセンコー5incのオフセットに変えて攻めてみますが、やはり小バス又はギルの猛攻に合ってしまいます。。。
 
 この時点で葦系のカバー周りのシャローは反応がなく、ちょっと手間に引いて沈めても稚魚地獄に合うことがわかったので、テトラ地帯に移動します。

 テトラ地帯からオーバーハング地帯に続くこの一帯は人気ポイントでプレッシャーが高く、今日も既に数艇のアルミが攻めていたのを見たので、一工夫がいるなと思い、私が選んだのはミノークランクのチャブル。
 テトラ地帯では、岸ギリギリにキャストし、波紋が消えるまでしばらく放置した後、いっきに早巻きし、数秒ポーズ。要はリアクション狙いってやつですが、この攻め方でポーズ中に“ゴンッ”と気持ちいいバイトでポンポンとラージを2本ゲット!


 その先のオーバーハング地帯ではプロセンコー5incをカバー奥にスキップして入れ、テンションフリーにしておくと、“クンックーンッ”とバイトが出て同サイズをゲット!


 よし!ボーズは免れたので後はサイズ狙いだ!
 ということで、オサーン的Newアイテムであるジョインテッドクローのデビュー!

 こいつを新調したゾディアス166MHでやってみます!
 さすがにMHクラスで50gを超えるジョイクロをフルキャストするのは無理ですが、むしろ20m程度のショートキャストならこれぐらいのロッドの方がコントロールが付けやすい感じです!
 そして初めて使ったジョイクロの動きを見て感動!
 これは確かにビッグバスが好む動きだと感心しました!

 これをキャストしながら福来橋周辺まで下りますが、残念ながら反応なし。。。
 今日はとにかく岸から20mの範囲で上に反応してくるバスはいないようです。。。

 時刻は10時過ぎ。
 既にうだるような暑さで、水温も28℃を超えて来ました。。。
 これはスタート地点より上流の方が水温が低いのかなと、上流に向けて移動しますが、途中、一度流してはいますが、何となく折り返しでピーンと感じた場所が!
 
 ここは川が大きくカーブしている場所の外側。
 岸は川の浸食で削られ岸からすぐに水深があり、今日のような流れがゆったりしている日でもここではポンツーンがすーっと流されてしまうところ。。。
 足元を示す魚探には、2m~3mにきれいに落ちるブレイクが写っており、底の方にはベイトの反応が!
 もしかして!?
 と手にしたのは、秋元湖戦でリグっておきながら結局出番なしだった、クイックチェンジャー8.5gを装着したパインリュリンプ3.5inc。
 こいつをゾディアス166Mにリグり、フリーフォールさせ、その後ゆっくりリフトさせまたフォール。
 ときどき、ボトムでハネさせ、リアクションバイトを狙う作戦です!

 ロッドの感度はなかなかすばらしく、リフト後、ボトムに着いたのがしっかり伝わってくるし、ズルズル引くとボトムの底質の状況がなんとなく伝わってきます。

 だいぶ底が固い感じだな。。。
 いる!ここはいる!

 と期待しての3投目。
 ブレイクを舐めるようにリフト&フォールさせ、少し底質をロッドで聞いてみると。。。

 んっ!?
 なんか底に固いものがある!?
 ちょっと引っかかった?
 トンッ!
 外れた?

 “ゴゴンッ”

 うりゃぁぁー(フルフッキング!)

 っと同時に、竿がのされてティップが水面まで浸かるほどの強烈な引き!
 トルクと走るスピードからこれはデカいスモールだと確信します!
 フックは秋元湖戦でフッキング重視で返しを潰してしまったので、怖いのは針が抜けてしまうこと!
 ラインは巻いたばかりのNewパワープロ1.5号にリーダーはフロロ12lb.
 とにかくテンションを緩めないように、パワー勝負に出ます!
 が、引きが強すぎてドラグが出て行ってしまい、なかなか寄ってきません。。。
 やっとのことで近寄せ、ネットで取り込もうとした瞬間に私の足元に向かって大ジャンプ!
 今度はポンツーンの真下に強烈に突っ込んで行きます!
 マ、まずい。。。フックが伸ばされる( ̄□ ̄;)!!
 この微妙なやり取りにラインブレイクせず、フックも伸ばされず柔軟に対応できたのはまさにタックルバランスの良さ!
 ゾディアスのブランクスの良さとアルデの滑らかなドラグの性能の賜物でしょう!
 浮いて来た瞬間に無我夢中で取り込み、無事ネットイン!!
 そして見たことの無いデカさに思わず雄叫びを上げてしまいました(笑)
 フックは左口のちょうど上あごと下あごの真ん中あたりに刺さっていたようですが、軽く触れた途端外れてしまったので、ほんとギリギリの勝負をしていたと知り、思わず身震いしてしまいました(笑)

 まずは記念撮影をしますが、バスが長すぎて、カメラを持つ右手は目いっぱいに伸ばし、バスを持つ左手は体にぴったり付け、さらに上体を後ろにそらし、バスを後ろに遠ざけて撮影しますが、バスの体全体が写りません!
 お腹にはまだお子さんがたくさん入っているようで、長時間の撮影はバスの体に悪いとい思い、一旦水に付け、すぐに量りで重さを測ると何と2kg超えの2,100g!!








 長さはポンツーンだと非常に苦戦するのですが、ポンツーンのイスとエンジンの間に小物を入れるボックスを積んでいるので、上半身をひねってこの上にメジャーを置いて測ってみるとなんと54cmもありました!
 左手でバスを抑えつつ、右手をそっと伸ばして前方オール横の小物入れの上にあるデジカメを取り、後ろに振りかえったその刹那、バスが猛烈に暴れ出し、歯で親指の第一関節が切れて激痛が走った途端、手を放してしまいバス君は水の中に帰られました。。。


 残念ながらメジャーを当てた写真を撮ることができなかったので、本当に54cmもあったのかという証明はできませんが、まぁ誰かと長さ勝負している訳ではないので、自分の中での自己最長記録ということで納得したいと思います!
(5月にブログに載せた47cmの写真と見比べていただければそのデカさは一目瞭然だと思います。)

 完全に満足し、これで上がっても良かったのですが、久々に丸一日釣りが可能ということで、一旦スロープに戻り、11時ちょっと過ぎに早めの昼食を摂ることに。
 
 少し長めに休憩を取り、13時半頃午後の部開始!

 スロープより上流はこれまでポンツーンで行ったことがなかったのと、上流の方が水温が低いかと思い、今度は上流を目指しますが、どんどん水深が浅くなってくるうえに水温が上がっていくし、ボートは多いしで、結局200m程上ったところで上流行きを断念します。
 ちょっと魚探掛けしてみるとスロープ側は岸近くまで水深があるので、こっちが狙い目と思い、まずは岸際を丁寧に打ちますが、反応なし。
 やっぱり岸より少し離れたブレイクが狙い目か?
 と、直リグで攻めると“コンッコーンッ”とバイトがあり合わせるもワームがずれて帰ってきました。
 この後も何度かバイトがあるものの、喰いが渋くフッキングまでには至らないので、1時間程やってこの場所を移動。

 再び午前中ビッグスモールを釣ったエリアに移動し、プロセンコー5incのテキサスでブレイクを攻めると、バイトはあるものの、ワームだけ持っていかれるため、サイズを落とし、フリックシェイク3.8incのテキサスでラージを1本追加。
 その先のテトラ地帯では、プロセンコー5incのテキサスに反応があるものの、サイズが小さいせいか、フッキングしても乗らず。。。
さらにその先のオーバーハングエリアで、オーハングの奥にチャブルをキャストし、水面まで垂れた枝の周りの浮遊物の下を潜らせるように早巻きし、一瞬ポーズを入れたところで、“ゴンッ”と当たってラージを1本追加。



 スロープに戻りがてら、午前中打っていないポイントを魚探掛けしながら、ミノー、クランクなどでブレイクを攻めるも、ノーバイト。フォローにワームを入れるとバイトはあるが、乗らず。。。

 15時半過ぎから風が強まり、夕マズメに期待してフロッグなどトップ系で目に見えるカバー周りを打って行くも反応なし。

 明るいうちはやり切ろうと思っていましたが、さすがに暑さと歳のせいで体力が限界となり、16時過ぎにストップフィッシング。

 小貝のバスは日替わりで、次の日には同じパターンが通用しないケースが多く、今回もレンジ、ルアーを探りながらの釣りでしたが、たまたまタイミング等々すべての要素が合って獲れたビッグスモールは自分的にこれ以上ない出来で大満足の釣行でした。

 いやぁーほんとこれだからバス釣りは止められないっす!

 F.B.Iの本番でも閃きが当たって、結果が出せるといいんですが(笑)






シマノ(SHIMANO) ゾディアス 166M

コスパ最高!!



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