見事!・・・~F.B.Iフローターマスターズ第5戦 秋元湖~
既にお気づきの方も多かったと思いますが、きちんと代表の許可も得たので、今回から公表させていただきますが、オサーンが今、心底楽しんでいるバス釣りの大会はF.B.Iという組織が行っているフローターのバス釣り大会なのだ!
F.B.Iについては、私のようなものが語るのはまだまだおこがましいので、コチラを見てください。
Date:2014/09/06(土)~07(日) At:秋元湖
秋元湖戦は最悪日曜日にぶっつけ本番で挑むことになるかも!?
と思う程、9月の第1週は仕事がムチャクチャに忙しく2度ほど職場泊を経て、それでも金曜の夜にはなんとかやっつけて、一路東京から茨城へ帰宅し、1時間だけ仮眠をして時刻は土曜日午前0時。
待ちに待ったF.B.Iフローターマスターズ第5戦【秋元湖戦】会場となる福島県へ向けて自宅を出発しました!
福島への遠征は前回の檜原湖戦の経験もあり、約4時間半の行程なんてもう楽勝って感じですね!
オサーンの愛車ハスラーちゃんで、独りヒムロックライブをしながら攻めのドライブっす!
とはいえ、1週間寝不足状態だったので、無理せず「道の駅」を見かけては休憩しながらの旅路です!(真夜中、真っ暗で人が居ないので「未知の駅」って感じでしたが・・・)
空がうっすら明るくなってきた4時30分ちょっと過ぎ、ほんとにこの道でいいのか?と思うような獣道のような悪路を恐る恐る進んで行くと、ありました!見覚えのあるメンバーみんなの車とポンツーンとフローターが!
そして、目の前に広がる秋元湖!大自然!めちゃめちゃすばらしい!!
そしてそして、今回はなんとオサーンが憧れていたポンツーンがメンバーのツテで、譲っていただけるという方が出てきて、さらにそれをメンバーの御厚意でここ秋元湖で引き渡してもらえるという、なんとも贅沢なありがたい御配慮をいただきました!
さてさて、この時点での秋元湖についての情報は、ほぼ全く「なし!」
スマホを持っているメンバー同士はFBで情報をやり取りしているようですが、オサーンはガラケーだし、先週の激務の状態では釣り情報を取っている余裕など全く無かったので、今日一日で、新たな愛船となるポンツーンを駆使して、調べまくりの探りまくりをするしかないと!
とにかく逸る気持ちを抑えて、タックルを準備し、いざ漕ぎ出してみてビックリ!!
メンバーのみんなは、私よりもサイズの大きいポンツーンを優雅に、スピーディーに難無く操っているので、こんな楽な乗り物は無い(←勝手なイメージ)と思っていたのですが、実はめちゃめちゃ重労働で、パワーと体力と技術が必要ではないですか!
さらに水に浮いている部分が大きいので、フローターとは比べ物にならないほど風の影響を受けやすく、ステイの状態でもまさに水鳥のように脚を漕ぎ続けなくてはいけないのです!!
すでに、5日連続徹夜に近い状態でフラフラになりながらやっとの思いで秋元湖にたどり着き、これで釣りパラダイスで癒されると思いきや、まだまだこんな試練が待っていたとは( ̄□ ̄;)!!
「ひどい人はクルクル回ってしまって、まともに進むことすらままならないよ!」と脅されましたが、確かにグルグルまではいかなくても、蛇行を切ってしまい、なかなか真っ直ぐ進むことができません・・・
そのうち、スタート地点に向かっての風が強く吹きだし、つまり向かい風となってしまい、ポンツーン初デビューのおっさんとしては非常に辛く、厳しい状況に・・・。
オサーンは魚探なるものを持っていないので、湖沼図と第6感でいつも魚を見つけていくのですが、さすがに初フィールドで広さ3.6k㎡、最大水深も36mという規模なので、岸近くのシャローは周りの目に見える地形からそこそこイメージしながら釣りができますが、ちょっと沖に出るといったいどんな風に釣りをしていいのか皆目見当が付きません。
とりあえず昼過ぎまでやって釣れたのはこの1本・・・。しかもくたくたになりながら戻ってきたスタート地点近くの広大なシャローポイントで・・・。
一旦岸に上がり、腹ごしらえをした途端に、いっきに睡魔が襲ってきたので、少し仮眠することにし、15時からプラ後半戦を開始します!
スタート地点となる大倉川周辺は、秋元湖のなかでも超一級ポイントと聞いており、大会当日は1時間早くスタートできるノンオールの方でいっぱいになってしまうので避けるべきだろう。という思いと、せっかく機動力のあるポンツーンを購入したのにスタート地点前でノンオールの船団と一緒に釣るのは如何なものか。という思いがあったので、結局、スタート地点から約3km先にある岬とそこからワンドになる周辺が良さげに思えたので、この周辺を勝負ポイントと決めて、徹底的に探ってみます。
残念ながら、平均サイズは小さいのですが、ワンドの奥の方の掛けあがり手前で、私のポンツーンの目の前に浮いていたゴミを虫と勘違いして食いに来たスモールがいて、こいつがかなりいいサイズだったので、もしかして虫?と思い、夕マズメ、スタート地点に戻りがてら、シャローを活蝉で攻めたところ、“ズボッ”と激しいバイトでバイトしてきたのは800gの極上サイズ!(あまりの感激と驚きと、ほぼ真っ暗になりかけていたので慌てていたため、重さを計るなりさっさとリリースしてしまい、写真に収めるのを忘れてしまった・・・( ̄□ ̄;)!!)
ただあまりに、水がキレイなので真昼間に虫なんて通用するのだろうかという思いの方が強く、明日は無いなと決め込んでおりました・・・。(実は“虫”パターンこそがグッドサイズを釣るキーだったかも!というのは大会後に知ることになりますが・・・)
前日のプラはこれで終了。
結局、岬&ワンド周辺でなんとかDSかキャロでキーパー3本は獲れそうだけど、活蝉での釣りは夕マズメでの釣果だし、アテにならんなという感じ。。。これは厳しい釣りになることを覚悟しつつ、自分の第6感を信じて、明日は、フリックシェイク2.8incのDS、カバークロー2incのライトキャロをメインに途中の岩盤でラバジ1/2ozの垂直フォールでのリアクション、そして一応期待薄ではあるが活蝉を用意して大会本番に臨むこととします。。。
近くの温泉で、初ポンツーン漕ぎで悲鳴を上げた全身の筋肉をほぐし、汗を流してさっぱりした後、湖畔でメンバーの皆さんと飲むビールは最高です!
そしてメンバーの皆さんと様々な釣り談義に更けます。特に私のリクエストで熱く語って頂いたのは「魚探」について!
ほんとーに色々な大変参考になるお話を伺えましたが、複雑で膨大な情報を勝手に簡略化してしまうオサーンの脳ミソで総括すると、(単に難しいたくさんの情報処理できないだけなのですが・・・)
① なんといっても自分がどんな釣りをするか、したいのか!自分の釣りスタイルはどういうスタイルなのかがはっきりしていることが大前提!
② ①を踏まえつつ、なぜ魚探が必要なのか?自分が魚探からどういう情報を得たいと思っているのか。魚探の持つ機能を使いこなせている人はごく一部。魚探を手に入れた途端に釣れるようになるということではない。
③ ①、②を踏まえつつ、せっかく買うなら、GPS付きで、ポイントをマーカーできるものがいい。
釣りを長くやるなら、FBIのトーナメントを続けるなら、自分が自力で見つけたポイントは財産になっていくので、一つ一つのプラを無駄にしないためにも、GPS付きがいい。
といったところでしょうか。まずは①~③が根底にあって、そこからメーカー別、機種別の機能や特徴等の話となり色々とお勧め機種を伺いましたが、これはまぁその人その人の主観もあるし、私的には大変参考になりましたが、特定の機種を評価したりするのは現時点では差し控えておきます。
そんな楽しい夜はあっという間に空けて、いよいよ本番の朝がやってまいりました!
夜半から雨が降りだし、受付の4時半時点では結構な雨の強さです!
予報は昼までこんな調子とのことで、昨日の晴天とはまったく状況が変わってしまいこれが吉と出るか、凶と出るか・・・。
参加者はなんと36名!前回の檜原湖戦といい、福島県の湖の人気の高さが伺えます!
あっという間に5時半となり、ノンオール組がスタート!
そしてオール組のスタートなる6時半までの1時間、何をしていたのか思い出せないほど、舞い上がって、ポンツーンをいじったり、ルアーをいじってたり何かしてたようです。
気が付くと、あっという間に、オール組もスタートとなっていました!
そしてびっくりしたのが、メンバーの移動スピードの速さ!あっという間に置いて行かれ、はっと振り返ると皆さんがはるか彼方で点となっています!
オサーンも必至に漕いでいるつもりなんですが、一人まだスタート地点周辺にいます・・・
こんなに差がつけられるものなのか!
と、かなり精神的に参ってしまいましたが、キャリアが違うんだから仕方がないんだと自分に言い聞かせ、とにかく前日プラを重点的に行った岬~ワンドにくたくたになりつつも到着。
幸い他のメンバーはもっとずっと先の方まで漕いで行ってしまったようで、空いておりました!
(それだけ、魅力がないポイントだったということでしょうが・・・)
漕ぎ疲れて乳酸菌が一気に噴き出し、手がプルプルいっておりますが、休まずにフリック2.8incのDSをキャストすると、バイトが連発します!が、上がってくるのは豆サイズばかり。そのままワンドの中に入っていき、同じように攻めていくと、そこそこ釣れますが、やはり豆サイズばかり・・・ ふと気が付くと予報に反して早々と雨があがり、いっきに晴れてきました!と同時に完全に凪状態に!
あれこれ迷いが出てきますが、とはいえ、他にポイントも知らないので、岬周りとワンド奥を何度も行ったり来たりして釣りますが、残念ながら釣れるのはノンキーばかり・・・
本当はここで、小さくてもキーパー3本を獲り、あわよくば前日虫を襲ってきた推定700g前後のものを2本入れてサイズウェイトを伸ばす作戦でいたのですが、時間とともにさらにシャローの水が澄んできてキーパーですら釣れそうもない状況に・・・。
これは勝負に出るしかない!ということで、このポイントを離れここからさらに数百メール先の次の岬に到着します。
とここも一般のボートさえいない状況。。。期待薄かと思いつつも、岬から一気におちていく部分の水の色や質が良さそうなので、少し粘ってみようと思ったその時、推定3~4mのあたりのボトムにあったルアーに微かな生命反応が!
喰えっ!喰えっ!と祈っていると、グーンッと来ました!すかさず合わせを入れると、そこそこ以上あるサイズならではの、独特のスモールの引き味!慎重にやり取りしながら浮いてきた魚体を見て、よっしゃー!700gは余裕であるぜぇー!ここはあせらず慎重に、慎重に、と思ったその刹那。フッと生命感が消えてしまいました。。。
まったく理解できませんが、なぜかすっぽ抜けてしまったようです・・・。(檜原湖同様、対スモールのこの辺のロッドワークや駆け引きも今後の大きな課題です!)
絶望感に苛まれつつも、諦めるな!落ち着け!と自分に言い聞かせ、フックサイズを1つ上げて、もう1つ先の岬からのブレイクを攻めると、またまた来ました!
が、今度はサイズが下がってギリキーパーサイズ。
時間を空けて、推定700gをバラした岬と今キーパーを釣った岬を交互に何度も攻めるも、小バスのバイトばかりでそのうち、バイトすら無くなってしまいました。。。
時間は残すところあと1時間。
最後の悪あがきで朝一に入ったワンドに戻り、なんとかキーパーを揃えようと粘るも、あがってくるのはあいかわらずノンキーばかり。。。
そうこうしているうちに、残り時間が40分となったので、後はスタート地点前での最後の悪あがきの「ごっつぁんバス」に賭けて帰路に付きますが、ずーっと力任せで漕いでいたため、左腕の筋肉がバカになってしまい、まともにオールを漕ぐことすらままならず、いよいよ真っ直ぐ漕ぐことができずに、クルクル回ってしまうという最悪の状況に陥ってしまいました。。。
時間だけが刻々と過ぎていき、何度ももうあきらめるかと思いつつ、初デビューで帰着遅れはみっともないと思い、とにかく根性だけで漕ぎ抜いて、何とか3秒前に帰着申告を終えて、オサーンの初秋元湖、初ポンツーン戦が終了しました。
一応3本リミットを揃えたつもりだったのですが、1本はなぜか、クーラーBOXの網の隙間から出て逃げられ、さらにもう1匹はまさかのノンキーで結局ウェイインできたのは、195gを1本のみというトホホな結果に。
ということで、今大会の順位は見事下から1位!!
前日夜半からかなりの雨が降り、朝も雨の中での開催となりましたが、8時ぐらいから一気に快晴&ベタ凪になり、そのせいでシャローが壊滅し、結局オサーンは小バス以外触ることができませんでした・・・
そんな状況でも表彰式やその後の雑談で上位陣の話を伺ってみると、皆さん釣り方はそれぞれ違うけど、しっかり自分なりのテーマや釣り方があって、自分の魚を見つけ出し、しっかりと結果を出していることが良くわかりました。そのコメント一言一言がなるほどぉーとうなずけることばかり・・・。
一方オサーンの方は、今まで何年バス釣りやってきたんだ!・・・と思うばかりの浅はかな戦略・・・。
前の晩に「秋元湖で魚探無しなんて、考えられない!」と言われたとき、あまのじゃくのオサーンは、「ふんっ。魚探なんぞなくたって結果出したるわい!」と心の中で思っておりましたが、それもただ闇雲に釣っているだけでは、結果は付いて来ないということを改めて思い知らされた今大会となりました。
かなりショックを受けた大会ではありましたが、でも、初秋元湖、初ポンツーンデビューの結果が下から1位だったということなので、オサーンがとにかく一歩ずつレベルUPして、あとは這い上がるだけですからね!
これ程次の結果に対してワクワクできるポジションは他にはないのだ!
ということで、まずは霞でポンツーンの操船技術を徹底的に鍛えること!そして、沼図とにらめっこして、戦いの場となる湖の特徴等を叩き込み、釣り込むこと!
そして、自分の釣り方で釣れる魚を見つけ出す能力をとにかく向上させること!そして来年は絶対上位入賞してやるぞ!!
さあ、いよいよ次回で今シーズン最後の試合となります。
最終戦は西の某ビッグレイクとのこと!
一度は行って見たかった夢に見たあのフィールド!
こりゃ遠征費なんとか捻出して行くしかないね!!
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんがこのブログを期待して読んでくれているかどうかはわかりませんが、これからもできるだけ丁寧に書いていきたいと思っております。
今後とも、オサーンの台所事情なども御理解いただき、ナチュラムでのポイント協力による応援の方もよろしくお願いいたしますm(__)m
関連記事