霞ヶ浦のバス

今回は自分でも、想像していた以上に当日の状況にアジャストできた試合でした。

自身を本能型、感覚派と自己分析していますが、実際はどんな感じで試合にのぞんだのか、プラから振り返ってみたいと思います。

3/28
桜満開で外気はポカポカ陽気でしたが、水温はまだ14℃前後で、水の中はまだまだ“冬”という感じでした。



まずは春の定番のクランクやシャッドであちこち巻きまくるもノー感じ…

桜川も常磐線の橋辺りまでチェックしに行きましたが、ノー感じ…


というか、大岩田から桜川までどこでやっても釣れる気がしません…
午後から南東よりの風が強くなり、そのタイミングで大岩田の石積みに入ったところ、強い湖流が発生していました。


その流れが当たっているところから少しよれた部分にフリックシェイクのネコリグを落とし込んでみると、いっきに引ったくるようなバイト。
強烈な引きでやり取りしながら上がってきたのは、2kgオーバーの筋肉マン。


ちなみにもっとインサイドでクランクで同サイズをキャッチしたウェーディングアングラーを目撃。


話を伺うとこの魚の前にも2キロ近い魚をキャッチしたとのこと。

この後、私もフラットサイドクランクでビッグサイズを掛けるもフックオフ。

風パワーとエリアとタイミング次第…でも、スタート地点脇だし…という感触。


3/29
翌日日曜はややローライトで朝から南より3mほどの風。
朝一から大岩田の石積みの駆け上がりのエッジ辺りでザッカーで、早々と。650gをキャッチ。


本番はノンオールが先行するので、このエリアは使えないものの、似たような他のエリアならこの釣りは機能するかも…
それはどこ？？

境川に入ってみると、ここだけ＋2℃程水温が高い。
水はあまり良くないが、カバーもあってというところで、スピードクローにバイトがあるもすぐ離される。
冷え込みがキツくなったらこのエリアもありかも…



4/3
いっきに暖かくなり5月並みの陽気に。


水温も朝から16℃台で日中は20℃まで一気に上昇。
ボラが一気にシャローに上がりだし、コイも産卵を意識した個体まで出てきた。
1時間程先に浮いたかっぱさんは、既に2本のキロオーバーをキャッチしたとのこと！
一方、私は自衛隊前のテトラエリアを中心に探るも、巻き、打ちもの、ライトリグ、色々試してみるも、バスからの反応は無い。
魚はいるもののボーターも必ず入ってくるし、自分のスタイルには合わないエリアかな…

対岸となる沖宿のジャカゴエリアをチェック。
岸には、沢山の竿師。
沖側のジャカゴはボラが多いが、インサイドのジャカゴは大人しい感じ…
風も無く陽も射しているので、影の部分をスイミーバレット4.8incのネコリグ＋0.9gネイルシンカーで誘うと、引ったくっていったのが1,800gのバス。


その後、このエリア全体をチェックすると似たような箇所がいくつかあることが分かった。
ベイトも多く、地形としては大きな岬状の近くという大所。
この時点では、このエリアが本番のメインエリア候補に。

ついでに田村エリアもチェック。
ボーターが多い。
岸には、葦やブッシュも多いがいかんせん浅すぎか…

昼前から桜川へ。
水がクリアになっていて、岸際の透明度は30cm以上。
ボーター多し。反応皆無…
今回、桜川は無しか…

風が出てきたので、桜川河口南側の石積みを巻きまくる。
これまでの経験上、絶対釣れてもおかしくない状況なのに…
魚がラインを嫌がっている？

上がる前にスタート地点近くの石積みエリアに寄りフリックシェイクで狙い通り食わせた！これも2kg近くありそうな巨体でしたが、ランディング手前で痛恨のフックオフ…
やっぱりここは、出ればデカい！
でも、スタート地点から近すぎる…



4/4
過去の経験から桜川河口南側の石積みがどうしても気になるので、朝からチェック。
いい感じに風が当たっているのに巻きまくるも釣れない…
もしかして？と、スピードクローのカーブフォールを試してみると300gがガッツリバイト。
ギリギリキーパーサイズだけどコロンコロン。
これは一体…？


桜川をチェック。
ノー感じが続く…
護岸とブッシュが絡むところで、まさかのバイト。で半信半疑合わせで、すぐバレる。
サイズは2kg近い…
でもそれ以外はどこを撃っても、巻いても反応なし…
桜川…
わからん…



4/10　試合前日
9日金曜の23時頃霞ヶ浦に到着。
先入りしていたメンバーと軽く飲みながら談笑するも、とにかく寒い…
そして、土曜日。深夜からかなり冷たい風が吹き荒れ、早朝は真冬並みに寒い…


今のところのメインエリア候補は沖宿のジャカゴエリア。
普通前日は、メインエリアは触らないのがセオリーだが、何となく胸騒ぎがしたので、まずは沖宿エリアへ…。
到着後、30分はただエリアを見てまわるだけだったが、どうにも湖全体の状況が変わってしまった気がして、反応が気になり、大本命以外のポイントで少し釣り込んでみるも全く反応なし…
むむむ…

境川を再びチェック。
やはり水が悪い…
でも水温高い…
いっそ明日はここで勝負するか？

桜川をチェック。
先週2kgクラスをバラしたところで、ギルのようなバイト…
うーん…
やっぱり桜川は無しか…

午後からまたいい感じに桜川河口石積みエリアに風が当たっている。
巻きで釣れるはずなんだけどな…

釣れた…
やはりここはキーパー場か…



夜。



飲みながら明日のエリアを考えるが、全くどこに行けばいいかわからない…

やはり沖宿エリアが一番本命のような気がするが、今日の反応の無さが気になる…

むしろサイズは小さいが、桜川河口南側の石積みなら確実に一本は取れそう…

夜になっても吹き続く南東よりの風が気になる…


4/11　本番


目覚めた瞬間…あれ？寒くない…
ていうか暖かい？？
周りのメンバーは寒い寒いと言っているけど、ここ１週間の状況からすると好転に変わった気がする…

魚浮くんでないか？
ブッシュか？
となると、沖宿エリアか桜川のどちらか…

沖宿で釣れた1,800gの方に思いが傾く…
いや、過去を引きずるのは良くない！
むしろ昨晩の風で桜川にベイトが入っている可能性が高いし、濁りも入っているのでは？

まずは冷静になるためにも、一番キャッチ出来そうな桜川河口南側の石積みで小一時間程やってみてからその後の動きは考えることにしよう…

一番乗りでエリアに着くも、後から来た選手の方が、自分が釣り進んでいく方向に入ってしまった…

しかも、続々メンバーが石積み周りに集まって来た…
フリックシェイクのネコに“くっ”と押さえ込むようなバイトがあるも、すぐ放される…
こういうバイトということは、芯を食っていないな…

ほぼ無風で晴れて来た…
よしっ！桜川に行こう！


うーん…いい感じだ…


オールで漕ぎ上がりながら、川の水の色具合からして期待感が増してきた…
最河口から釣り上がるのも悪くはないが、ちんたらやらずに自分が良いと思っている、河口から50m先のオーバーハングのブッシュ＋αがあるストレッチをいっきに目指す。

もう何となく釣れる気がしていた…

ポイントに着いて、ドライブクローラーを入れて一投目。すぐに、ギューンっと引ったくっていった！

予測以上のパワーにテンパり気味のファイトだったが、針掛かりはバッチリだった。

1,400gのナイスワン！
時刻はまだ8時半前。
よし、ここからだ！

次はプラで2kgクラスをバラしたストレッチへ向かう。

と、途中で気になるところがあり、再びドライブクローラーで誘うと、ギューンっバイトで650gキャッチ！
浮かした後のスイミング中に食った！

そこからプラ2kgバラしストレッチ、そこからさらに30m程上流に向かって丁寧に撃つも、ギルのようなバイトが2度ほど…


陽が昇り、気温が上がる。
間もなく風も吹き出すだろう…と思ったところで、風が吹いて来た。

よし、対岸の本命ストレッチに移動しよう！

魚は絶対浮いているか、上を意識しているはず…

でも普通には喰わないだろうから、ここからはドライブビーバーのテキサスだな…

本命のストレッチに入る。

気持ちは釣れる気満々。
いつ来るか？とかなり早いペースで撃ちこみを繰り返す…

と、お、いい感じ…
キャスト…
来た！
凄いパワー！
あーキャット！？…じゃない！

会心の1,600g！
フックは上顎のかなり奥のど真ん中！
完璧過ぎる！(笑)

時刻はまだ10時半。
もう一本キロが入れば、霞のレコードを更新出来るぞ！

来た！
700g位？惜しい！
でも、まずは入れ替え成功！

さて、どうする？
ここから欲が出てきた瞬間に冷静さを見失う…

このまま桜川を打ち続けるか、石積みに行くか、スタート地点近くの葦にするか…

1,600gと700gを取ったストレッチでは、すがしょーさんが釣ったのを目撃…
その少し上流にも選手がいる…

1本目と2本目をキャッチしたストレッチにも他の選手とボーターも近くにいる…

うーん"(-""-;）"

移動しよう…

ここから桜川河口石積みに行くも、ボーターとバッティングしたり、スタート地点近くの葦は想定以上に風が当たって荒れていたりと上手くかみ合わず、また、帰着時間を30分早く勘違いし、終了となりました…

タラレバになってしまいますが、時間はタップリあって、釣りも合っていたので、桜川をもう一流し、二流ししてもよかったのかなと…

普段から、ポンポン場所を移動してしまう私の新たな課題が見つかりました…

「お前はいつもそこで釣りしてるから。」
それはあるかも知れません。
ただ、情報は諸刃の剣であり、過去の良かった情報に引きずられてしまうことで、目の前の状況を見失ってしまうこともあるので、そこを生かすも、殺すも自分次第だと思います。

今回はかなり出来過ぎと思いつつ、釣りは勢いも大事なので、小野川湖戦も攻めの釣りで優勝目指して頑張りたいと思います！











【FBI公式ブログ】
http://blog.livedoor.jp/fbi_tournament/archives/52003927.html


タックル
ゾディアス1610H
16スコーピオン71XG 左巻き
パワープロ2号＋ユニチカ　シルバースレッド14lb
ドライブビーバー（カワエビ）3.5inc＋5g

ゾディアス166M
09アルデバランMG7 左＋夢屋BFSスプール
パワープロ1.5号＋ユニチカ　シルバースレッド10lb
ドライブクローラー（グリパン＆みみずぅ）＋ネイルわ1.3g